本陣痛と前駆陣痛の違いとは?フライング入院を2度も経験した話。
本記事では、出産時に2度のフライング入院を経て出産した話をまとめました。
「陣痛ってどんな痛み?」「これは前駆陣痛なの…?」とこの時期はソワソワしますよね。
私も産前は「前駆陣痛_陣痛_違い」などの気になるワードを検索しまくっていました。
- いつ産気づくかソワソワしている人
- 前駆陣痛と陣痛の違いが分からない人
- 出産レポ読みたい人
いろいろ不安な時期だと思います。安心材料になるかわかりませんが、出産レポ(期間限定で無料公開中)も興味がある方はぜひ読んでくださいね。
本陣痛と前駆陣痛を見極めるポイント
本陣痛と前駆陣痛を見極めるポイントは大きく3つあります。
- 前駆陣痛の痛みの特徴
- 陣痛の間隔
- 陣痛の強さ
上記3つを経験をもとにまとめてみました。
前駆陣痛とはどんな痛み?
前駆陣痛というのは「これって陣痛なのか?」といった痛みをイメージしていただくと分かりやすいと思います。
- 間隔が一定でなくばらつきがある
- 痛みの強さが変わらない
特徴を挙げるとこの様な感じです。
もちろん前駆陣痛が来ないまま陣痛が始まる方もいますし、陣痛の痛みの感じ方も人それぞれなので、これが前駆陣痛です!とはっきりとした状態は明記できるものではないと思います。
陣痛の間隔が定期的であるか
ですが本陣痛であればある程度の定期的な間隔があり、痛みの波(痛い時間と全く痛くない時間の波)ができていることが本陣痛がきたときにはっきりと分かります。
経産婦さんは15分間隔になったら、初産婦さんは10分間隔になったら病院に電話をしましょうと言われる産院が多いと思います。しかし、いきなり10分間隔からスタートする方もいますし、すぐに5分間隔になった!という方も。はっきりしない場合も含めて、産院には早めに相談しておくのが安心。
陣痛が強くなっているか
前駆陣痛であれば、痛みはあるけれど強さは特に変わらなかったり、普通に会話できるぐらいの痛みから一向に強くならなかったりするのですが、本陣痛であれば痛みはどんどん強くなります。
稀に「本陣痛が全然痛くなくて分からなかった!」との強者もいますが、基本的には出産前には痛くて呼吸が乱れたり、声が出るほど痛いという方が多いです。
出産間近であれば自然といきみたいという感覚になると思うので、痛みの強さが強くなってきたことを少しでも感じたら産院に電話をして相談することをおすすめします。
フライング入院のお話
フライング入院の前日は既に前駆陣痛が何度かきており、産院でも「子宮口も開いてきているからそろそろだと思うよ。」と言われて数日経っていた頃でした。予定日まではあと10日ほどでした。
その日は2日連続くらいで夜中の0時を回ると前駆陣痛と思われる痛みがきていた二日目だったので「これは前駆陣痛だな」と思うような、陣痛と言われると弱い痛みと不定期だったことで分かりやすかったのです。
ただ前回のお産で微弱陣痛→促進剤という経験をしているので「あまり早く判断しないでおこう。」と思った私は、陣痛の間隔を1時間以上かけてはかり定期的にきていることを確信してから産院に電話をしました。
産院への電話
前回のお産が初産で促進剤を投与しても、なかなかお産の進みが遅く陣痛開始から15時間(促進剤投与から6時間)かかって出産をした私でしたが、経産婦ということで急に早く生まれたらどうしよう?という不安もありました。それでも10分間隔までは家で待機していました。
ただ痛みがそこまで強くなかったことが「これって陣痛?」という自分の中の疑いでした。
電話をした際も「痛みはそんなに強くないんですけど、間隔が一定です。」と言いました。とりあえず経産婦さんだし一回来てくれる?とのことで産院へいきました。夜中なので車も空いておりすぐに到着しました。
「朝には生まれると思うよ」という期待
産院へ到着するとNSTをして、間隔や痛みの強さを確認。
全然痛みは強くないんですけど、これって陣痛なんですかね?
ソワソワする私と、着々と用意を進めていく助産師さん。(テキパキ・超冷静な方でした)
「NST見てても、間隔も一定だしある程度痛みきてるから、朝には生まれるかもしれないね。このまま入院してもらうね。急に進むかもしれないし、今空いてるから、分娩台に乗って待っててね。旦那さんにも連絡しといて〜。」
と言われ、この痛みでも定期的にきてたら陣痛なのね!赤ちゃんに会えるのかぁ〜という気持ちと、上の子の時は促進剤だったからしんどかったんか?という自然陣痛を経験したことのない疑いの気持ちが入り混じっていました。
進まないお産
主人も到着し、お産の進むのを待ちましたが、痛みが強まらず一度陣痛室へ移動。
そこからも一向に進まないので、主人に自宅の片付け等を任せて丸一日病院で過ごしました。夜ぐらいになると陣痛自体がなくなってしまいましたが、先生に内診してもらうまでは入院することになり、翌朝の内診後に一度目の退院。
「朝には生まれる」に期待を抱きすぎた私はまさに、ガーン。という気持ちでした。翌日にまた健診にきてくださいということだったので、翌日に病院へいく予定で退院しました。
帰宅からの再入院
帰宅して1時間ほどで再度陣痛。今度は5分間隔からのスタート。
朝の先生の内診で痛いだけかなぁ。でも急に生まれたりしたらどうしよう。
二つの気持ちで迷いもありましたが、最初の入院時よりも明らかに痛みも強いし、ずっと痛いし電話しとくか!と思い電話をしてまた病院へ。
NSTをしてもらい、助産師さんも数名相談の後の今回もまた入院することになりました。「今度は産みましょう!」「お産は進んでるよ!大丈夫!」と励ましてくれる助産師さんが心の拠り所でした。
再入院で辛かったこと
その日も同じように翌朝まで歩いたりスクワットしたり、いろんなことを試しましたがその時お腹はぐっと張るものの進まないお産。助産師さんも、あれやこれやと励ましてくれました。
それと同時に辛かったことは陣痛室にいる他の妊婦さんのお産でした。自分が全然進まないだけに、かなり辛くて最後の方はイヤホンをしてラジオを聞いていました…
そして翌朝「前駆陣痛」との診断をされて、再び退院。
今回の退院はさすがに、先生も助産師さん何名かも、とにかく申し訳なさそうな顔でした。私も申し訳なさと恥ずかしさと、何よりメンタルがボロボロ。あんなに美味しい食事の産院でも「もう入院したくない。」とすら思っていました。
退院して帰宅後に異変…
退院してから今回は陣痛はこなかったのですが
チョロチョロー。
「ん?なんか高位破水してる?いや、勘違いか?」という感覚が何度か続き、トイレで確認するも、出血はずっとあったのでイマイチ分からない。しかももう今日は入院したくない。←
でも一応病院に連絡をしたら「戻ってきてもらって、確認して、破水していたら入院して24時間以内に出産」だと。もう、どんな表情していたのか覚えていませんでしたが「嫌だ!」と言いたかったですw
自分の両親に「じゃあ行ってきまーす。今度こそ無事に産んできm…」
バシャー!
完全破水したため急いで車に乗り病院へ行きました。
破水からの陣痛?
破水したので、産院へ到着後は車椅子で分娩室へ。説明を受けて3度目の入院。
なのに、陣痛が来ないまま翌朝になりました。
こんな人いる?w
そして先生から説明を受けて促進剤を投与してもらうことになりました。
今回こそは自然陣痛で産めるかな?と思っていたのですが、またしても促進剤。
あー私は陣痛が起きにくいタイプなんだな。仕方ないな。赤ちゃんが元気でいてくれたらそれでいいや。
もうあとは確実に産むしか選択肢がなかったので、ボロボロのメンタルは少しずつ回復していきました。
時間が短い≠お産が楽
促進剤が始まってから、効きすぎたのか壮絶な痛さでした。上の子の時も促進剤でしたが、比べ物にならないぐらいの痛さ。陣痛には休憩があるはずなのにずっと痛かったです。
ただお産の時間は2時間40分ほど。
産後の出血が多くて、その後の処置も痛くて「え!痛い痛い!」と声に出す私。先生にも「もう痛いの終わりだよー!」と言われるも、触られるたびに恐怖しかありませんでした。翌日の内診も怖すぎて、ずーっと体に力入ってました。w
でも何よりも頑張ってくれたのは、生まれてきてくれた赤ちゃん。
おわりに
前半では陣痛について体感したことを記事にしました。
後半興味のある方はお産について読んでいただけたかと思いますが、赤ちゃんが無事に生まれることって本当に奇跡で当たり前ではないんですよね。
2回目の出産でしたが、1回目とは全然違ったお産になりましたし、生涯忘れることないだろうなと思います。
フライング入院は恥ずかしいって思うかもしれませんが、産院の先生からは
微弱陣痛や前駆陣痛でも、私たち医者でもお産になるとどう進むのかは本当に分からない。
恥ずかしいと思って我慢とかは絶対にしないで!遠慮せず電話して来てくれたらいいからね。年末年始でも夜中でも関係ないからね。赤ちゃんのために我慢だけはしたらあかんよ!
そう言ってもらえてたので「またフライング入院するの恥ずかしい。」「もう行きたくない。」という気持ちはあっても、痛いものは痛いし、何よりも無事に安全に子どもを産むために自分が恥ずかしい思いをしたっていいと思えました。
これからお産の方や、フライング入院をしちゃって恥ずかしい!という方は、chicoみたいな人もいるから大丈夫だと信じてください。応援しています!
今はそんなことも忘れ可愛い可愛い我が子の子育てに追われているので、忘れられない経験になりました。
chico